上出惠悟個展「熊居樹孔」(大阪)

Filed under: 上出惠悟,個展 — @ 2016年6月7日

名古屋から東京を経由した上出惠悟による熊への考察が大阪Yoshimi Artsに巡回します。また同時に梅田蔦屋書店でフェアを開催し、熊に関する作品や上出が選んだ書籍等の販売も行います。どうぞ併せてご覧くださいませ。

蛮絵熊印

上出惠悟 上出長右衛門窯 「熊居樹孔」

2016年6月18日(土)-7月10日(日) →16日(土) ※会期延長になりました
11:00-19:00 火・水休
Yoshimi Arts
オープニングレセプション | 6月18日(土) 18:00-

上出長右衛門窯 上出惠悟 「Bears Live In The Hollow」フェア

2016年6月18日(土)-7月10日(日)
7:00-23:00
梅田蔦屋書店 (北カウンター前 マガジンストリート平台)
熊に関する作品、トートバッグ・バッジ・手鏡などを展示します。

Yoshimi Arts 上出惠悟「熊居樹孔」ページ
梅田蔦屋書店「Bears Live In The Hollow」ページ

熊について

古来、私達にとって最も大きくて恐ろしい獣である「熊」は同時に一番の獲物でもありました。本州、四国、九州(絶滅)にはツキノワグマ、北海道にはヒグマがそれぞれ分布しています。大陸と地続きだった時代に私たちは熊を追って日本にやって来たとも考えられています。古代より熊を追って来た私たちは熊の呼称も多く、東北のマタギはシシ、イタチ、イタズ、ナビレ、クロゲ、ヤマ ノオヤジと呼び、北海道のアイヌは熊を山の神を意味するキムンカムイと呼びました。各地域に多くの伝承や物語があり、命を奪えば丁重に祈り深く感謝をしました。このような熊への崇重は北方 ユーラシアから北アメリカまで広範囲に見られます。インディアンはシャーマニズムと強く結びつけ熊は彼らの病気を癒すとも信じられました。現在では遺伝子上人間に近い動物は猿だと明らかに されていますが、猿のいない北半球では二本足で立ち人間に匹敵する大きさの熊を自分達に近い存在と信じ「親父」、「叔父さん」、「従兄弟」、「酋長の息子」、「毛皮をまとった父」などと呼 びました。このように私達人間は熊を追い彼らの命を奪いながら、一方で神として畏れ崇めて来ました。しかしこれらは全て人間の片思いのようなもので、本来熊には何の関係もないことかも知れ ません。現在熊は絶滅の危機に瀕し、里に降りてくる熊は人を襲ったり田畑を荒らす「有害動物」として捕獲され命を奪われています。

昨年私は熊をテーマに個展を開きました。するとなぜ熊なのかと度々皆さんに訊かれますので、ここにその理由を記したいと思います。私は昨年から突如として熊のことが気にかかり彼らのことを 頻繁に考えるようになりました。しかし思い出してみますと私が熊に興味をもった発端は、たまたま「子路(しろ)」という熊の異称を知った時のことだったように思われます。陶淵明による六朝時代の志怪小説集「捜神後記(続捜神記)」の中に、「熊無穴有居大樹孔中者 東土呼熊子路」という記述があり、また江戸時代の獣肉屋でも子路と書いて「くま」と読ませていたことを知りまし た(寺門静軒著「江戸繁盛記」)。論語に詳しい方はご存知と思いますが、子路とは孔門十哲の一人仲由のことで、子路という異称の由来は、熊が住処とした樹の「孔」と孔子の「孔」をもじった 言葉遊びからの洒落です。子路のことなら中島敦の小説「弟子」(昭和十八年発表)で主人公として描かれており、私はこの小説を幾度と読み感動しています。子路は子供がそのまま大人になった 様な直情径行な性格から度々孔子に叱られます。激越でしかし素直な子路はまこと獣のように美しく、これを読むと熊と子路を結びつけた人の気持ちが腹に落ちるように理解できます。物語の最後、子路は主君を救う為に反逆者のいる広庭へと単身跳び込み、気高くも無残に殺されてしまいます。孔門の後輩、子羔と共にその場から遁れることも出来た子路が子羔に声を荒げた「何の為に難を 避ける?」という言葉が私の心の中で何度も反復されました。「何の為に難を避ける?」。里に現れる熊は一体どのような気持ちで里に降りて行くのだろう。私の中でその熊と子路の姿が妙に重な り始めました。日常生活でも植木を熊と見間違えたり、車のヘッドライトの影に熊を見たり、空に浮かぶ雲を見て熊を思ったり、実際に会えないかと山へ行ってみたり、北海道を旅したりと熊の痕 跡をっています。結局のところ私はなぜ熊なのかと自分でも判らないまま熊を心に宿してしまったのです。

上出惠悟 平成二十八年三月二日 渋谷のホテルにて

参考文献
「中島敦全集 第一巻」中島敦/筑摩書房
「江戸繁盛記」寺門静軒/東洋文庫
「熊 人類との「共存」の歴史」ベルント・ブルンナー/白水社
「ものと人類の文化史 熊」赤羽正春/法政大学出版局
「クマとアメリカ・インディアンの暮らし」デイヴィット・ロックウェル/どうぶつ社
「クマを追う」米田一彦/どうぶつ社

「東急プラザ銀座開業記念アートエキシビジョン」(東京)

Filed under: お知らせ,上出惠悟,個展 — @ 2016年4月12日

2016年3月31日にオープンした大型商業施設「東急プラザ銀座」のポスターなどのビジュアルに、上出惠悟がデザインした上出長右衛門窯 TEAシリーズの急須を使用して頂きました。また4月11日より6階KIRIKO LOUNGEにて「開業記念アートエキシビジョン”伝統と革新”展 第2期 上出惠悟」が開催されています。

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本展の為に制作された新作を含む上出惠悟と上出長右衛門窯の作品約10点を展示しています。新作は本展でのみ展示予定ですので是非この機会にお運びください。

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オープンスペースですので、ご自由にご覧いただけます。

“伝統と革新”展 第2期:上出惠悟

2016年4月11日(月)-20日(水) *18日(月)除く
11:00-23:00(平日・土)、11:00-21:00(日・祝日)
会場 | 東急プラザ銀座 6F KIRIKO LOUNGE
東京都中央区銀座5-2-1
http://ginza.tokyu-plaza.com/
*会場の都合により、上記開催日程・時間が変更なる場合あり

「アートツーリズムへの発地」(石川)

Filed under: お知らせ,パブリシティ,上出惠悟,出店・出品 — @ 2016年3月16日

金沢のシェアホテルHATCHiのオープニング企画展「アートツーリズムへの発地」に上出惠悟が参加しています。

金沢HATCHi

また作品展示の他、館内のランプシュードや今後植木鉢なども設置予定(現在製作中)です。「北陸ツーリズムへの発地」をコンセプトに北陸の土地や工芸、産業にコネクトして行くこれまでにないホテルになりそうです。ホームページでは上出惠悟へのインタビューも掲載して頂いていますので是非ごらんください。

上出惠悟

オープニング企画展「アートツーリズムへの発地」

参加作家
青木千絵、安達大悟、上出恵悟、菊谷達史、木谷洋、佐合道子、四井雄大、高木基栄、武田雄介、堀至以、山本優美
参加ギャラリー(出品作家名)
Kapo(原嶋亮輔)、Galleria Ponte ガレリアポンテ(安藤絵美)、ギャラリー点(今井瑠衣子) 、KOGEIまつきち(青山望美、出口鮎美)、山鬼文庫(柄澤健介)、shirasagi/白鷺美術(Alfred Cale)、THE ROOM BELOW(藤原晃弘、藤原純治)、ルンパルンパ(yuta naganeo)
企画
株式会社ノエチカ、金沢クリエイティブツーリズム推進機構

【展示期間】
2016年3月18日(金)~5月29日(日)
※ホテル内2~3階の共用部及び客室の展示作品は、会期中宿泊者の方のみが鑑賞できます。
下記②オープンホテル開催時のみ、どなたでもご鑑賞頂けます。

【関連イベント】
①レセプショントーク 

「金沢21世紀美術館 秋元館長と若手作家が語る作品と場、未来」
2016年3月16日(水)19:00~21:00(開場18:30)
参加費:無料(ワンドリンクオーダー制)
定員:50名(当日先着順)
※詳細は↓http://www.thesharehotels.com/hatchi/event/?c=event_view&pk=17

②オープンホテル(内覧会)
ご自由にホテル内及び展示作品をご覧いただけます。
2016年3月16日(水) 14:00~21:00
※詳細は↓http://www.thesharehotels.com/hatchi/event/?c=event_view&pk=15

「KUTANI CONNEXION」(東京)

Filed under: KUTANI CONNEXION,上出惠悟,個展 — @ 2016年2月18日

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この度、渋谷ヒカリエ 8 階の 8/ CUBE1,2,3 に て、上出長右衛門窯と上出惠悟「九谷焼コネクション」を開催致します。

北陸、石川の地で明治十二年より九谷焼を製造する上出長右衛門窯は、卓越した技術を有する職人の手による磁器の成形から絵付までを一貫して行う窯元です。六代目にあたる上出惠悟は、窯のクリエイティブディレクターとして職人達と共に、受け継がれた文様や作品を踏襲するだけでなく、現代だからこそ出来る試みを重ね、私たちに新鮮な九谷焼との出会いを提供しています。その作品は日本のみならず海外でも広く評価を受けています。大学で絵画を学んだ上出は一方で作家としても活動し、工芸には囚われず自身が置かれた環境の中で身体を遊ばせながら作品の発表を続けています。本展「九谷焼コネクション」は先代より作り続けている作品と、上出惠悟が携わる上出長右衛門窯の作品、そして自身の作品をセクション毎に別け、上出が接続する様々な歴史や事柄から生まれる世界を体感出来るものとなるでしょう。

展示概要
渋谷ヒカリエ8/ CUBE1,2,3の3つに分割されているスペースの特性を生かして、手前から奥に(1)(2)(3)のそれぞれのスペースごとに特色のある展示を致します。

(1)
上出惠悟が2015年に名古屋で発表した個展「山の熊か、熊の山か」から新作を含めた作品を展示。上出が突如選んだテーマである熊は、人間にとって古くより狩りの対象として「畏怖」、そして「敬意」を持って、様々な神話や物語に登場する等、特別な関係を持ち続けています。また熊ほどたくさんのキャラクターになって子供達に愛される動物も他にいないのではないでしょうか。上出は広く熊や、熊に纏わるマタギやアイヌの文化に興味を持ち、北海道と東北を旅しています。
熊について

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上出長右衛門窯 上出惠悟 「ハマ皿 楼閣山水図」「兜」 

(2)
割烹食器を中心として作られている上出長右衛門窯。上出惠悟がデザインを担当し窯の顔となった笛吹シリーズやTEAシリーズなどの人気作品や、新作、限定作品、ハイメ・アジョンとのコラボレーション作品などボリュームを持って展示致します。点数は約150点。

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上出長右衛門窯 「湯呑 笛吹シリーズ 申年限定猿回し」、「TEAシリーズ」
小林幹也デザイン「PICNICシリーズ」、「ちょうえもん招猫シリーズ」

 

3)
上出惠悟が2015年7月に黒部市美術館で開催されたグループ展で発表した作品「SHOWCASE」を展示致します。この作品は、上出惠悟がこれまで携わった窯の製品や、自身の作品、窯の歴史を辿る事が出来る写真の数々、上出が見つけ大切に蒐集して来た小物を一つの大きな展示棚に収めた、自らの環境と想いを詰め込んだ作品です。黒部市美術館の発表以降初めての展示になります。

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上出惠悟 「SHOWCASE」 2015 (黒部市美術館「恋スル工芸展」展示風景)」

上出長右衛門窯と上出惠悟 「九谷焼コネクション
Kutani Choemon & Kamide Keigo “KUTANI CONNEXION”

2016年3月2日(水)-13日(日)
11:00-20:00 (最終日 -18:00)
入場無料
トークイベント | 3月5日(土)17:00- 上出惠悟による作品解説
会場|渋谷ヒカリエ 8階 8/ CUBE1,2,3
東京都渋谷区渋谷2-21-1 TEL 03-6418-4718 (8/運営事務局)
主催 | Yoshimi Arts
渋谷ヒカリエ 8/ 展覧会ページ | http://www.hikarie8.com/cube/2016/01/post-38.shtml

「小さな山の熊か、小さな熊の山か」(東京)

Filed under: 上出惠悟,個展 — @ 2015年10月23日

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九谷 上出長右衛門窯 上出惠悟小展示「小さな山の熊か、小さな熊の山か」

名古屋松坂屋美術画廊で開催された「山の熊か、熊の山か」が小さくなって東京の六本木イセタンサローネで展示されます。卓上の些細な展示ではありますがお近くにお立寄りの際はぜひご覧下さい。

2015年10月24日-11月3日イセタンサローネ

東京都港区赤坂9丁目7番4号 東京ミッドタウン・ガレリア1F/2F

営業時間/11:00~21:00
TEL/03(6434)7975 直通

「山の熊か、熊の山か」(愛知)

Filed under: 上出惠悟,個展 — @ 2015年9月29日

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九谷 上出長右衛門窯 上出惠悟展「山の熊か、熊の山か」

上出長右衛門窯の上出惠悟による山と熊への考察(スタディー)

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2015年10月7日-13日

松坂屋名古屋店 8F 美術第2画廊 (名古屋)
10:00〜19:30

作家在廊日(予定):7日(水)、10日(土)、11日(日)

〒460-8430
名古屋市中区栄三丁目16番1号
電話:052-251-1111

「恋スル工芸展」(富山)

Filed under: 上出惠悟,出店・出品 — @ 2015年7月10日

おとなり富山県の黒部市美術館で開催の「恋スル工芸展」に上出惠悟が参加します。

黒部市美術館

新作「SHOWCASE」を展示します。旧作や未発表作品、また窯の歴史を語る貴重な資料、そして新作を含む100点程を一つの陳列棚に納め発表いたします。上出自身が想像する過去と現在の繋がりについて、是非この機会にご覧下さい。

《工芸》は工芸と呼ばれる遥か以前にはそれは未だ見ぬ新たな素材へのときめきがあったのだと思います。《伝統工芸》と呼ばれる現在の工芸は古くから続く歴史への憬れがあります。この二つの工芸の、しかし相反する二つの出発点がどこかで出会うのか、それとも並行に進むだけなのか、そんな事を考えていました。 上出惠悟

本展では、北陸新幹線の開業を記念して、東京・北陸にゆかりのある若手工芸作家6名をご紹介いたします。
近年、金工・陶芸・ガラスの部門において、富山・石川出身の若手作家、またこの地で技術を学んだ作家の全国的な活躍が見られます。
今回は、東京出身の漆芸作家も交え、6名の作家の作品を展示いたします。
この6名に共通しているのが、「工芸」という素材や技術、製作工程において一定の制約がある中で、自由で柔軟な発想を持ち、制作をしている点です。
瑞々しい感性と手業から1点1点生み出される作品は、私たちに驚きと新しい発見を与え日常生活に新たな視点を持たせるきっかけとなり得るでしょう。

【会   期】 2015年7月11日(土)~8月30日(日) 
【開館時間】 午前9時30分~午後4時30分
【休  館 日】 月曜日(但し7月20日は開館)、祝日の翌日(7月21日・22日) 
【観  覧 料】 一般500円(400円)、大学・高校生400円(300円)
         中学生以下無料、各種福祉手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料         
         ( )内は20名以上の団体料金

【学芸員によるギャラリートーク】
         ・日 時 : 7月25日(土)、8月8日(土)、8月15日(土)
                 各日13時30分~(30分程度)
         ・場 所 : 美術館展示室(展覧会観覧券が必要です)

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「九谷 上出長右衛門窯展」(岡山)

Filed under: 上出惠悟,個展,出店・出品 — @ 2015年4月6日

岡山髙島屋にて個展を開催して頂きます。お近くにお住まいの方は是非お運びください。

九谷 上出長右衛門窯展

平成27年4月15日(水)ー4月21日(火)
最終日4月21日(火)は午後3時閉場
岡山髙島屋 7階 美術画廊

「KUTANI CONNEXION」(東京)

Filed under: KUTANI CONNEXION,上出惠悟,出店・出品 — @ 2015年2月22日

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この度、渋谷ヒカリエ 8 階の 8/ CUBE1,2,3 にて、上出長右衛門窯「九谷焼コネクション」を開催致します。

石川の地で135 年余の歴史を持つ上出長右衛門窯は、卓越した技術を有する職人の手による磁器の生成から絵付までを一貫して制作する九谷焼の窯元です。六代目にあたる上出惠悟は、これからの窯の在り方を模索しながら、受け継がれた伝統的な作品を踏襲するだけでなく、現代だからこそ出来る試みを重ね、私たちに新鮮な九谷焼との出会いを提供しています。昨年は九谷焼の原点に立ち戻った薪窯での焼造や、今年2月にはパリで個展を開催し、その技術とデザインはフランスでも賞賛されました。

本展では上出惠悟が携わる上出長右衛門窯の様々な活動と、作家としての自身の作品をセクショ ン毎に解り易く配置し、上出長右衛門窯の全貌を理解出来る展示に致します。この展示は 2010 年に青山スパイラル(東京/青山) にて行われた「九谷焼コネクション」からアップデートされたもので、その後の上出長右衛門窯の取り組みを可視化するものとなるでしょう。

是非、この機会にご高覧下さいませ。

上出長右衛門窯 「九谷焼コネクション」

2015年3月4日(水)-15日(日)
11:00-20:00 (最終日 -18:00) 会期中無休
会場|渋谷ヒカリエ 8階 8/ CUBE1,2,3
東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ 8F
TEL 03-5468-5892 (渋谷ヒカリエインフォメーション)
http://www.hikarie8.com/cube/

企画・お問い合わせ Yoshimi Arts

上出長右衛門窯 
1789年、初代上出長右衛門によって石川県能美郡寺井村(現石川県能美市寺井町)に創業。以来135年、5代に亘り割烹食器の窯元として多くの日本料理店の為の器を製造する。職人による繊細な手仕事にこだわり、轆轤挽きの素地と深い発色の染付、そしてガラス質で色鮮やかな九谷の色絵を特徴とする。伝統的な仕事の中に現代性を感じさせるデザインを取り入れ、ハイメ・アジョンとの制作活動や、美術館やアートフェアでの発表等、近年活動の幅を広げている。

左|上出長右衛門窯+丸若屋 髑髏 お菓子壷 花詰 右|平角盒子 染付楼閣山水文

上出惠悟
1981年石川県生まれ、2006年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。実家である九谷焼窯元・上出長右衛門窯でデザインや企画に従事する傍ら作家としても活動し、個展やアートフェアで「甘蕉」「鶏卵」「栄螺」などの作品を発表しています。

左|栄螺 硯海の貝 右|甘蕉 色絵経文文

ハイメ・アジョン×上出長右衛門窯
スペインのハイメ・アジョンにデザインを依頼したシリーズ。丸若屋のプロデュースのもと、2010年『DESIGNTIDE TOKYO 2010』で発表。上出長右衛門窯の特徴のひとつである染付と、手描きのポテンシャルを最大限に活かした製品は、新しい時代の伝統工芸とデザイナーの形として話題をさらいました。2012年にはフォルムを際立たせたシリーズ「FORMA CHOEMON」をミラノサローネ『SPAZIO HAYON』で発表。外部にデザインを依頼した初めての製品として窯の歴史に刻まれたシリーズ。

醤油さし(受皿付) 鳥型 花

「新世代クリエーターの仕事展」(東京)

Filed under: 上出惠悟,出店・出品 — @ 2014年8月27日

にっぽんフォルム

 

にっぽんフォルムで1981年生まれの三人のクリエイターによるグループ展に参加させて頂きます。セミナー(トークイベント)も企画されております。是非ともご覧下さい。

日本の生活デザインの黎明期に活躍したデザイナーは1910年代生まれが中心でした。今、終戦から70年を目前にして80年代生まれのデザイナーの活躍が目を引くようになりました。世代的には、バブル期終焉後に青年期を過ごし、「失われた10年」を目の当たりにしたロストジェネレーションと呼ばれていますが、彼らのクリエイティブにそんな括りは通用しません。例えば、フットワークも軽快に国内外を問わずデザインの現場とものづくりの現場を行き来したり、自由な発想と柔軟な思考で様々なジャンルとの交流を厭わず、伝統にもモダンにも同じ視線で飛び込んでいける―ものごとを素直に受け容れて、自らの感性でしなやかに発信する、超自然体といった印象です。

にっぽんフォルムホームページより抜粋〉

新世代クリエーターの仕事展 ~1981年生まれの必然的出会い~

小林幹也 河東梨香 上出惠悟

2014年9月4日(木)~11月4日(火) 
リビングデザインセンターOZONE 5F にっぽんフォルム
東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー
TEL:03-5322-6500(代) 10:30~19:00/水曜日休館(祝日除く)

セミナー「1981年生まれの3人のクリエーターの仕事術」
2014年9/12 (金) 18:00~19:15 / 19:15~交流会
会場:5F ショールーム内 定員:50人
詳細はこちらをご覧下さい。

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